OB・OGの皆さま
平素より大変お世話になっております。
今年度男子部主将を務めさせていただきます、庭球部3年の星川拓夢と申します。
この場をお借りして、代替わりのご挨拶を申し上げます。
昨年度のリーグ戦は主力が4年生であり、4年生が抜けた今年度の代はかなりの戦力ダウンとなりました。このことは厳然たる事実であり、私たちもはっきりと認識しております。
それでも来年度はリーグ戦での4部昇格を目指しており、昨年度の5部3位という成績を超えていくためには当然ながら並々でない努力が必要不可欠となってきます。毎日の練習を何となくこなしていくのではなく、部全体として目的意識をもって日々やっていかなければならない。部員全員がレギュラーを目指して毎日を闘わなければならない。部員全員のこのような意識改革を土台にして、どんな相手にでも勝つことができる力を醸成することが大切であると考えております。
その上で、イレギュラーである私が主将としてやるべきは以下のことです。
・誰よりも全力で練習すること。誰よりもテニスに向き合うこと。誰よりもトレーニングを全力でやること。
・リーグ戦までにレギュラーになること。テニスへの熱量と向上心を部員に見せ続けること。
・部員一人ひとりのテニスをよく観察し、的確なアドバイスを送ること。
・庭球部の成長に繋がる可能性がある取り組みはどんなことでも挑戦していくこと。
東大庭球部の長い歴史の中で、今年度は指で数えられるほどに苦難を強いられる厳しい1年間になることが予想されます。しかしながら、皆が本気で努力をし自らを信じることができれば4部昇格の目標も現実になります。実際に、たった1年で急成長を果たした大学をたくさん目にしてきました。東大庭球部でも、昨年度の春から夏までの成長は甚だしく、一体感を感じられるものでした。また、例えばサッカー界でもこの数年間でドイツ、スペイン、ブラジルと強豪国に勝ち続けてきましたが、それは偶然ではなく、たとえ観客が勝てないと思っていても選手本人は日々全力で練習をし、いたって真剣に勝利を信じていたことの積み重ねによるものです。私たちも、そんな1年間にすべく覚悟を持って努力してまいります。その際に、OB・OGの方々にはたくさん頼らせていただくことがあると思いますが、私自身本気で庭球部を強くしたいと考えているのでよろしくお願いいたします。
最後になりますが、OB・OGの皆さまには、日頃より多大なるご支援・ご指導を賜り、心より御礼申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
令和七年十月十八日
東京大学運動会庭球部 男子部主将
星川拓夢
