秒速5センチメートル

この数年間とにかく前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのかも、ほとんど脅迫的と言えるようなその思いが、どこから湧いてくるのかも分からずに、僕はただ働き続け、 気づけば日々弾力を失っていく心がひたすら辛かった…

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冒頭は、タイトルの映画の一節です。 東京大学庭球部3年の小川諒平です。 この言葉はもしかしたら、僕の部活生活に通ずるものがあるかもしれません。今回は、自分がどうして庭球部という場に入り今どう感じているのかを書いてみようと思います。

「どうして庭球部に入ったの?」

よく聞かれることです。 というのも僕は中高6年間野球部に所属していました。それなりに試合にもでていたし、今でも野球は大好きです。しかし、大学では野球の道を選びませんでした。今考えれば大学まで野球をやり切る勇気がなかったのかもしれません。それでも何かに打ち込めるよう部活動に所属したかったので、野球と似ている(気がしていた)という割と軽い理由で庭球部を選びました。

大学に入ったら部活ではなくサークルに所属する人がほとんどかと思います。それでも僕は部活動に所属していることに誇りを持っているし、ここまでテニスと向き合って続けてこれているのだと思います。

僕は初心者だったので、入部当初は、順調に上達していたと自分でも思いますし、周りからも上手くなっていると声をかけて頂くことが多かったですが、自分が上手くなればなるほど、レギュラーとして活躍している先輩方や同期との差を痛感させられました。

レギュラーになって試合に出たい!

この思いは入部した時から変わっていません。周りの人たちから庭球部が七大戦や3部で優勝して凄いと声をかけて頂いた時、もちろん嬉しいと思う反面、どこか自分のことではない気がしてしまいました。周りの初心者の人たちも部を離れていき、いつしか自分の目標も曖昧になってしまい、ただなんとなくテニス上手くなりたいと漠然と練習に取り組む時期が続き、当然上達速度は落ちていきました。

庭球部生活残り8ヶ月にして、このままでいいのかという思いはあります。テニス部を離れていった人たちには絶対手に入れられないものを手に入れてやりたいですし、ここまで続けてきたこの庭球部という選択をした事を決して後悔したくないとただひたすらに思います。

自分の限界を突破しようと思う

友人が話していた言葉です。 この通りだと思います。やはり僕は心のどこかでレギュラーとの線引きを行い、成長にブレーキをかけてしまっているのだと思います。自分の限界を突破した先がレギュラーなのか、はたまたそれでもレギュラーには届かないのか、それは分からないです。それでもまずは自分の限界を超える事を目標にして、行動に移して行こうと思います。

心の弾力を取り戻してもう一度高く飛び跳ねてやるのだと。 ___________________________________出す宛のないメールを打つくせがついたのは、いつからだろう、、、

 

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