Pテニスの正陽さん 超韋駄天 〜小川正陽〜
こんにちは。庭球部2年の小川です。
東京都では4度目の緊急事態宣言が発令され、今もなお新規感染者のニュースが絶え無い中、先日の東京オリンピック開会式は久々に僕の心を躍らせるものでした。今もまさにサッカー男子の日本対メキシコ戦を観戦しながら今回のブログを執筆しております。無観客の静けさにはやはり寂しさがありますが、選手達が国民の期待を背負って懸命に走る姿には、いちアスリートとして熱いものを感じます。
ここまでかしこまった文章を書こうと試んでみましたが、普段の会話もままならない僕にはもうすでに限界が来てしまったので、ここからは最近私生活が終わっているといわれてしまっている僕の大学生活の楽しみについて書いていきたいと思います。
高校時代にはせいぜいテニスとスマホゲームくらいしか楽しみがありませんでしたが、大学に入り、バーテンダーと部活を両立させているかっこいい同期から学んだお酒と、二十歳を迎えたことにより解禁されたギャンブルによってコート外の僕の生活は形成されています。残念ながらこれらが僕の私生活が「終わっている」と囁かれてしまう所以なのですが、この場を借りて少しだけ弁明させて頂きたく存じます。
お酒とギャンブルという組み合わせにはあまり良い印象を抱かない人も多くいるかと思います。実際、どちらも付き合い方を間違えてしまえばほんとに人生が終わってしまうほど危険なものではあります。しかし、上手に付き合うことができれば、娯楽にとどまることなく、人生を豊かにし、さらにはテニスにおいても有益なものとなり得ると僕は信じています。
第一に、お酒は最高のコミュニケーションツールです。僕たち2年生は、度重なる緊急事態宣言下の活動停止により、例年に比べ、同期と過ごす時間が短くなってしまいました。そんな中、僕が今同期のみんなとこれほど関係を深められた背景には、普段の辛い練習から離れたお酒の場で、お互いを曝け出し、時には熱いことも語り合ったことが大きくあると思います。もちろんテニス、特に大学の部活動でしか得られない信頼関係や団結力に敵うものはありません。しかし、コート内でのコミュニケーションが限られている中、お酒と友人と時間を共にすることは僕にとって非常に貴重な、これからも大切にしていきたいことです。現在は感染症対策の観点から、部員同士の会食も禁止されており、個人的には辛い時期ではございますが、先輩後輩問わずお酒を通じてさらに関係を深められる日がいち早くくることを願っています。なお、部内ではいわゆるアルハラといった部員へのお酒の強要等は一切ございませんので、こちらのブログをご覧になっている方で東大庭球部に興味のある受験生等がいらっしゃいましたらご安心ください。
テニスではあらゆる場面で相手との駆け引きが存在し、風や太陽、自分のコンディションといった様々な条件を加味した上でのショットの選択を迫られます。厳しい場面でもハイリスクな攻めを選択するのか、はたまたローリスクな球で安定性を取るのか。いわばサーブアンドボレーは4パチのミドルであり、3連単一点賭けであるのに対し、シコリは1パチの甘デジであり、一番人気の複勝買いなのです。ポイント間やゲーム、セット間とプレー以外の時間が長いのもテニスの特徴です。プレー間のメンタルというのはギャンブルによって強化されるといっても過言ではありません。負け続けているからと言って、深追いしない冷静さ。調子が良いときこそ引き際を知る判断力。ギャンブルによって培われる能力がテニスに役立つこともきっとあるはずです。
以上、僕が愛してやまない(といっても所詮大学デビューのノリが抜け切れていないだけですが)お酒とギャンブルの良さを語って参りましたが、僕にとってテニス、そして東大庭球部がなによりも大切な存在であるということを改めて強調させていただきます。なぜ部活に入りテニスを続けているのかといったテーマでは他の部員のブログと話題がかぶってしまうと思い、このようなテーマでブログを書かせていただきました。
最後に、部内にアルコール及びギャンブルの文化が流行している事実は一切ございませんので誤解のないようよろしくお願いいたします。部員全員がテニスと真剣に向き合い、目標に向けて一生懸命取り組んでいることは、ここで僕が語るよりも実際にコートに来ていただくのが一番だと思いますので、東大庭球部に興味を少しでももってくださっている高校生、受験生の皆さんはぜひテニスコートでお会いしましょう。皆様と一緒にテニスができるのを楽しみにお待ちしております。