心に響いた名言集〜中野友梨亜〜

こんにちは。庭球部1年の中野友梨亜です。今回ブログを書くにあたって、これまでのブログの文の巧みさや話の上手さにプレッシャーを抱いていますが、お時間許せば私の文章に付き合ってくださると嬉しいです。突然ですが、私は大学に入ってからiPhoneのメモに色々なことを記録しています。その中に名言集というメモ帳があります。とはいっても、偉人の名言を記録しているわけではなく、日常生活で友達と話したりドラマを見る中で、心を動かされたり、「いいな」と思った言葉を LINEやネットからコピペし溜めていっています。今回はその中で、部活生活に活かせそうなものをいくつかピックアップして、私が考えたことを綴っていこうと思います。

まずはこちら。
自分が幸運だと気づかない。そういう人間は、結局不幸な人生を歩むんだ。自分が幸運だと分からない人間は、現状に満足できない。ずっと何かを追い続ける。だがそこには覚悟がない。だから、ちょっとつらくなったらやめる。はい次、また次と長続きしない。幸運にも次から次へと与えられたことが、お前の覚悟を弱らせている。そんな人間が幸せになれると思うか?絶対に合格してやる、その覚悟を持てれば、まわりなんか気にならない。幸せになりたかったら、お前は覚悟を決めろ。

察する方もいらっしゃるかと思われますが、これはドラゴン桜の桜木先生の名言です。私は入部して一ヶ月の時に怪我で数週間部活を休んでいた時にこの言葉に出会いました。この言葉を知るまでは、「なんで入部してすぐに2連チャンで怪我するのだろう、、部活も出られないしスポ身だって見学だしなんで私だけこんな目に遭うのか」と病みがちでした(今思えばただ受験明けにも関わらずストレッチをほぼせず運動をいきなりして負荷がかかりすぎただけの話ですが)。

ですが、この言葉に、私は、普段そんな自分を憐れむことができるほど努力してきたわけでもないのに、東京大学に入れた幸運を当然視して、うまく行くことを次、次と求めていたことを痛感させられました。そして怪我に対してただ悲観するばかりで、治すだけでなく今後の怪我を防ぐため、強くなるためにできることをやるという覚悟が皆無だったことを反省し、怪我期間にできることをリストアップして達成できるように励むことができました。今ではその時の励みが自信に変わって何があってもテニスを純粋に楽しんでプレーしようと意識できるようになりました。怪我期間では、この言葉だけでなく、同クラの友達や同期、先輩方、OBOGの方々に沢山相談させていただいたりアドバイスをいただいたりして、支えられ、励まされ、力をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

では、次の名言を紹介させていただきます。人生で一番大事なのは、東大に行くことでも、勝つことでも、結果を出すことでもない。お前らが目標に向かって過ごした一分一秒、自分の人生を変えようとがむしゃらに努力したその道のり、熱意、そして仲間への想い。それこそに価値がある。「くそみていな人生を変えられるのは自分しかいない。人は誰かを変え
る事なんかできねえ。」と俺はそう言った。だが、よく覚えとけ。お前らがまっすぐな思いで突き進むとき、その姿は他の誰かを動かす原動力となる。自分を信じてまっすぐ進め!そうすりゃいつかその姿は人に勇気を与え、希望を与える。お前らの熱意、努力、思いやりが、周りの人間を突き動かす、そしてそれがめぐりめぐっていつか社会を変えていくんだ。

これもお察しの通りドラゴン桜からの引用です。私はこの言葉が言っている「他の誰かを動かす原動力」を感じたことがあります。それは、7月にあった初めての全体対抗戦でのことです。応援だけでも体力を奪われるほどの猛暑だったのですが、選手である先輩方がそれをものともせず自分を奮い立たせながら疲れを全く見せずに走り回りボールを拾いまくり力を振り絞ってラケットを振っている姿を見て、今までに感じたことのない力と刺激をもらいました。当時は高校の時と比較にならないほどの周りのレベルの高さに圧倒され、不安になったり自分は試合で戦って勝つには程遠いと自信を失ったりしていたのですが、先輩方のこういった姿に刺激を受けて、私も自分のプレーや姿で他人に良い刺激や自分もこうなりたいと頑張る力を与えられる選手になりたいと強く思ったのを覚えています。その時湧き出た感情が今楽しく練習し部活生活を送れている原動力になっていると言っても過言ではありません。これからもテニスにまっすぐ向き合って、部活を通してテニスだけでなく人間力も向上させたいです。

最後に全てを紹介することはできませんが、最近私の心に響いたものは、引退試合での先輩方の闘っている姿と引退式での4年の先輩方のスピーチです。引退戦では、これまでの部活人生を総括するような激戦の数々とそれを一人一人が後悔のないプレーで自分を誇れる終わり方で締め括られていたのがプレーヤーとして人として魅力的でした。そして、引退戦にふさわしい応援の中で、その声に対し目線でも表情でもプレーでも応えて下さって、最高な雰囲気を味わえて貴重な経験になりましたし、試合後の先輩方の涙にはそれに含まれた様々な感情や想いが伝わってグッとくるものがありました。

そこから一転して、引退式では引退される先輩方が凛々しい表情で、これまでの多忙で大変ながらテニスに対する情熱でいくつもの困難を乗り越えてこられた部活人生を、その圧倒的な努力からくる誇りと自信を持って語られていたのが、先輩としての貫禄を感じました。一つ印象に残った言葉を挙げるとするならば、引退式で先輩が引退戦のことを語っていらした時の、「最後だし結果じゃなくてこれまでのプロセスを大事にして戦おうと思った」という言葉です。これはこれまでの部活人生において常にテニスと部活のことだけを考えて全力を尽くしてきたからこそ、そのプロセスに絶対的な自信を持って最後を迎えられた充実感があふれている最高の言葉だと感じました。先程の話にも通じますが、やはり、先輩はどこまでも偉大で、また力と刺激をもらいました。いつか自分も後輩から自分が抱いたような感情を1ミリでもいいから持たれるような 先輩 になりたいと思っています。

引退式。大好きかつ大尊敬する偉大な先輩方です。

こうして名言を引用しながら自分のこれまでの部活を振り返ってきたわけですが、周りの沢山の方々に支えられて今もテニスできていることに気づきました。ここでその気持ちを綴らせていただいて、私のブログを終えたいと思います。まず、OBOGの皆様、平素よりご指導ご支援のほど、本当にありがとございます。お忙しい中練習や試合にきていただきアドバイスをくださり、お陰様でプレーするときに意識することを明確にしながら練習できていると思います。これからもよろしくお願い致します。

先輩方へ、練習中は沢山アドバイスを下さりながらミスをフォローして下さったり、試合では体調を気にかけて下さりながら私なんかの応援をして下さったりベンチコーチなどで客観的で鋭いアドバイスを下さり、本当にありがとうございます。先輩方は、テニスプレーヤーとしても人としても尊敬の対象であり、いつかは追いつきたい存在です。部活の時間にとどまらず、私が悩んでいたり病んでいたりすると、察して優しい声をかけて下さったり、我ごとのように考えて解決しようとしてくださって、いつもいつも助けられてばかりで、早く自分が部活をやる人間として一人前になって、先輩方を支えなければないのに、支えられてしかいないです。沢山忙しいこと大変なことあるかと思いますが、その中でも言い訳一つもすることなく、常にテニスと部活のことを考えて努力に努力を重ねられている先輩に囲まれて本当に自分は幸せ者だなと感じていますし、自分もそうであらなければならないと強く思うばかりです。部活以外でも沢山色々な話をさせていただいたり、勉強のアドバイスをいただいたりなどお世話になりっぱなしですが、これからもよろしくお願い致します。早く心技体成長して、先輩方のように周囲から信頼を得られるような人になれるよう精進します。

同期の仲間へ、当番で沢山助けてくれたり、テニスとか部活の相談した時に乗ってくれたり、雑談色々してくれたり、おかげで部活が本当に楽しくて立ち止まった時にまた頑張ろうと思えるきっかけをくれてありがとうございます。みんなのテニスに対して純粋で誠実な姿勢が本当に刺激になって、みんなには全く敵わないけれど「頑張らないと」といつも思わせられます。これからも部活でもそれ以外でも切磋琢磨できる仲間でいたいです。

最後に、女子部同期の翠へ、いつも幸せそうにニヤニヤしながら恋バナとかしてくれて、こっちも幸せになるくらい話しててとーっても面白くて、楽しいです。その反面、テニスに対しては(“も のほうが正しいか”)本当に情熱があってストイックで雲の上の存在です、早く翠みたいに自分も一人前になって、先輩方(特に2年のえまさん!)を支えられるように頑張ります!

そして、新しくできた女子部同期のもえこちゃんへ、入部を決めてくれて本当に本当にありがとう!これから大変なことも楽しいこともあると思うから、全部共有して三年間一緒に頑張ろう!

ここまで読んでくださった方、長い駄文に付き合って下さり本当にありがとうございます。皆さんの周りにもきっと心に響くものが沢山転がっているはずです。そう言ったものを溜めていくと、困難や病み期に直面した時に、力になってくれると思います。皆さんも試してみてはいかがでしょうか。

以上です。失礼します。

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