挨拶

こんにちは。庭球部 2 年の塚本です。

夏休みに入り、テニス漬けの毎日がやってきました。テニスコートで同期と顔を合わせる機会が増え、同期に挨拶する時に、こんにちは、も、こんばんは、も、なんだか堅苦しいな、 おはよう、は気軽なのに、と無意識に考えてしまうのが最近の癖です。お疲れ〜、が気楽なのでしょうか。

ブログを書くにあたって、私が名を知る先輩のブログを隅まで読みました。私もテニスと関係のあることをかっこよく書ければ良いなと思ったのですが、自分がテニスについて自信を持って語れることがまず思い当たらず、そしてなんといっても、私は、言語化が苦手なのか、そもそも何も考えていないのか、とりあえず簡潔に要点をまとめるのが大の苦手です。 そこで、テニスについて正面から考えることは諦めて、冒頭で少し触れたように、最近考え る機会が増えた、挨拶について書いてみることにしました。

書き進めるにあたり、挨拶にはどんなものがあるかな、と考えてみると、普段あまり気に留めていないだけで、朝起きてから夜ふとんに入るまで、いろいろな所にあふれていました。 一言二言の挨拶の他にも、例えば暑中見舞いやお手紙の冒頭に書くような、季節の挨拶もありました。葉書やお手紙を書くときに、冒頭の挨拶を何にするか毎回調べながら、送る相手 を想像してしっくりくるものを探すのはとても楽しいです。今日は、1 日の中に溢れている 挨拶の中からいくつか、関係あるようなないような日常の内容や写真を交えながらお話しします。

まずは、朝起きて「おはよう」 朝練がない日は、授業に間に合うギリギリまでお布団の中でぬくぬくしています。妹や弟が 学校に出発し終わるあたりが、授業に間に合う起床時間の目安で、のんびり起きて、家族に 「おはよう」を言います。だいたい、おはよう、の後に二言三言会話をする気がします。 朝練がある日は、4:50 に目覚ましを鳴らします。昨冬一度、完璧な寝坊をして朝練に遅刻した渋い思い出があるので、最近は 4:50 付近に 3,4 回、dead line の 5:20 に一回、目覚まし をセットしています。家族は起きていないし、日の出が遅い冬から春は外からのおはようの 雰囲気も感じないので、朝練がある日はおはよう、がないことに気がつきました。

家を出る時の「行ってきます」 これは、朝練があろうとなかろうと、なんとなく玄関のドアを押すのとセットで口から出ます。基本的に家が好きなので、外に出るためには一つハードルを超えなければなりません。 行ってきます、で頭を外モードに洗脳している気持ちです。家族からの「行ってらっしゃい」 があると、背中を押されて少し頑張れる気がします。

部室の入り口のフェンスを開けて、「こんにちはー!」 朝練の時は、静かな農学部キャンパスのテニスコートに、朝練しに来たよー!と声をかけるつもりで挨拶をします。昼間にコートに向かうときは、コートに近づくにつれて大きく鮮明に聞こえてくる、ボールをラケットが弾く、スパアン!という音に押されて、グッとやる気 が出て、その勢いで、テニスボールと部員で賑わうテニスコートに挨拶をします。その日どんなに気分が沈んでいたり調子が悪くても、一回このフェンスを超えてコートに入れば、私は元気です。違う世界に入った気分になって、練習を頑張れます。

↑昨年末の冬の朝、コートで凍えていたカマキリ

練習が終わって、コートにいる部員に、「お疲れ様です」「お疲れ様」 お疲れ様です、は、迷ったら最初に出てくる挨拶かもしれません。深く意味を考えず使っているのですが、調べてみたところ、深く意味を考えずとも使える汎用性の高い挨拶、という ことなので、使い方は間違っていないようです。何も考えずに言葉を使っているのがなんと なく悔しく感じて、せっかくならその時々その人に一番ぴったりな挨拶を、と毎回挨拶をし た後に思うのですが、なかなかうまく見つけられないのが困りどころです。

コートを出る時「失礼します」

フェンスを出ると、毎回そこで一息、練習を終えて、また別の新しい 1 日が始まる、あるい は 1 日が終わる、テニスをする時とはまた違う気合が入ります。フェンスを出てから農正 門までの間にある、椿に囲まれている一本道が私のお気に入りです。

↑この一本道で撮った椿たち

家でにぎった酢飯のおにぎりのラップをほどいて、「いただきます」食べ終わって「ごちそ うさまでした」 お酢には、クエン酸やアミノ酸、部活後には嬉しいものがたくさん含まれているのに加え、 殺菌効果もあるので、お弁当にも最適です。私は酢飯が大好きなので、白いごはんにかけて混ぜるだけで酢飯が完成する調合済みのお酢を、母が作ってくれました。今年の夏は、酢飯と共に生き延びようと思います。

授業がある教室でクラスメイトを見つけて、「おはようございますっ」 昼間に会うことが多いのに、なぜか元気に、そして笑顔で、おはようございます、を愛用しがちでした。何も意味はないけれど楽しいです。この間入学したと思って、やっと慣れてきた頃には、気がつけばクラスで自然と集まる機会はもうなくなっていました。みなが、どこにいて何をする人になっても、何もしていなくても、元気でいられると良いなあ、なんて、 気楽に考えています。

電車に乗って、別れて、「またいつか」「また今度」「ばいばい」 人間、次確実に会えるかもわからない毎日のはずなのに、意外と毎回気楽に別れてしまうものなのだなあ、と感じます。毎回、これで会えるのは最後かもしれない、と思いながら別れてはいられないでしょうよ、とも思います。でもなんとなく、これで最後になっても悔いが残らないようにしたいな、言葉をかけたいな、と意識できるように頑張っています。

意識しなければ特に気に留めない挨拶であっても、少しでも場の空気をやわらかくできたり意図せず誰かをあるいは自分を元気づけることができたら良いな、と少し傲慢に考える 反面、特に何も考えずともできる挨拶だからこそ、その気軽さそのまま続けられたら嬉しいなとも思います。

庭球部生活もそろそろ折り返し。あと 2 年の中で、感謝を忘れず、優しさを忘れず、誠実に 謙虚に着実に、できることを全力で、楽しめるように精進します。

↑今年の七大戦

特に伝えたいことがあるわけでもなく、ふんわりとしてしまいましたが、まとまりのない拙い文章にお付き合いくださり、ありがとうございました。

以上です。失礼します。

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