新入生の頃の回想

こんにちは、庭球部三年の加藤です。

僕は次期広報であり、役職を決めるに当たって、「ブログを毎日更新する」というマニフェストを掲げたのですが、現在その公約が1ミリも果たされていない、という完全に元民主党、現民進党状態になっています。

当時は、ママタレント並みの人気ブロガーになると豪語していたのですが、完全に絵空事だったと思うと同時に、毎日更新する芸能人やタレントの小まめさや熱意に感心しています。

さて、5月も下旬を迎え、最近は日中30℃に迫る日も多くなり、夏の到来を感じさせる気候となっています。部活や学業も本格的に活動をし始め、体力的にも精神的にも疲れている方が多いのではないでしょうか?特に新入生などは、俗に言う「五月病」に罹っている人もいると思います。

そこで、このブログでは、非常に私的ではありますが、僕の新入生の頃の思い出を綴ろうと思います。疲れて心の弾力を失っている様な方々に、少しでも笑顔を与えられたら幸いです。

僕は福岡出身なので、上京する際、まず家をどうするかという問題に直面しました。僕は一人暮らしをしたかったのですが、自立面で親の信頼を得られていなかった為、私営の寮に入ることになりました。

しかしその寮は、(新歓期だけらしいのですが)、規律や上下関係が非常に厳しい所でした。

例えば朝は6時起床で1時間声出し、帰宅後は3時間の自己紹介練習や礼の作法など、さながら軍隊の様な所であり、大学生活とは自由が大いに存在するものだ、という先入観を持っていた僕には過酷でした。

そして入寮2日で辞めました。

辞める際の寮長やチューターとの話し合いでは、2時間近く人格否定や説法をされましたが、カルトとはこの様な感じなのかなと思いつつ、何とか退寮許可を得られました。

(写真は関係ないですがハンターハンターのカルトです。僕っ娘可愛いですね。)

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そして、慌てて新居を構えて、落ち着かないながらも諸手続きを終え、ようやく大学生活が始まりました。

僕は上記の様に大学生活に対して、圧倒的煌きや開放感など、相当な希望や憧れを持っており、その一つとして、これからは可愛い女子達と仲睦まじくしたい!という気持ちがありました。

というのも、僕は中高6年間男子だけのクラスで生活していたので、その間醸造、熟成された二次性徴に伴うリビドーは凄まじい事になっていました。

そこで、最も煌めいているであろう内の一つ、インカレテニサーに入る事にしました。

幸運な事に、高校の先輩がいた事もあり、僕は東大内でテニスも女子の可愛さもNo.1を謳っているサークルに入る事が出来ました。

こうして、やっと順風満帆な大学生活が始まったと一安心しました。

しかし、僕はすぐに自分の勘違いを思い知りました。

まず、そのサークルでは男子だけの顔合わせがあったのですが、先輩方は勿論、まだ大学入りたての同期達ですら、爽やかさに一つまみのチャラさをブレンドした様な、如何にも大学生の雰囲気を既に纏っていました。

そこは、一人田舎からやって来た陰キャには到底馴染める環境ではありませんでした。

彼らはそんな僕にも優しく話しかけてくれるのですが、中高で斜に構える癖が付いてしまっていたので、僕には彼らのノリが浅薄だと感じ、僕はこのノリには打ち解けない、という頑とした態度でいました。

それでも可愛い女子とは仲良くなりたかったので、まだ頑張って続けて、遂に女子との顔を合わせる機会がやってきました。

それはまさしく未知との遭遇でした。

一年の女子は、雪解けから芽吹いたフキノトウのように可憐で、先輩の女子は眩い陽光を一杯に浴びた向日葵の様に綺麗でした。

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決して翳ることのない様な雰囲気を持つ彼女らの前で、日陰者の僕は存在を許されませんでした。コンパや合宿でも、一応楽しく歓談を行うことは出来たのですが、心から楽しめているのかと自問すると、答えは否でした。

いつの間にか、この様な和気藹々とした空気を吸えない体になっていたのです。

こうして、僕は桃源郷から脱落しました。

そうして、紆余曲折を経て、やっぱり大学でテニスを全力で頑張りたい、と思った僕は庭球部に入りました。

庭球部は、途中入部の僕に対しても、冷たすぎず温かすぎず、丁度いい距離感で迎え入れてくれ、また、同期や先輩方はとてもテニスが上手く、感激しました。

更に、男子校出身者が多かったので、空気感も自分には気持ちよいものでした。

だから、今テニサーで馴染めておらず、心から楽しめていない人などは、案外庭球部は居心地の良い場所になるかも知れません。

また、僕自身、この2年間で(まだまだではありますが)、大分陰キャではなくなった気がします。

これからあと1年間半テニスを頑張りつつ、脱陰キャを目指していきたいと思います。

最後に、2年前の五月祭で撮った写真を掲載しておきます。横の方は一昨年のミス東大です。隣の女性には光が差し込んでいて、神々しさに磨きがかかっているよう感じます。

それではこの辺で失礼致します。

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