抱負~谷川斗真~
こんにちは。副将の谷川です。
代替わりということで、これからの抱負について書かせていただきます。
まずはじめに、僕がこれから大事にすべきだと思っていることについてお話しします。それは自分のテニスを徹底することです。ありがちですが。
ここしばらく、もっというとここ数年の僕は他の誰かになろうとしていたように思います。入部当時の僕はアンディ・マレーに憧れ、どんなボールでも拾って嫌なところに返せるしつこいプレーヤーになろうと思っていました。練習でもその考えを軸として、やることは明確でした。
ですが、だんだん部内でのランクも上がり強い人たちと試合をさせていただくようになると、従来のプレーでは勝てなくなりました。
これはかなり当たり前なことで、世界一でもない限り自分より強い人は大量にいます。誰しもどこかしらに限界が存在して、それを超えて行くのが練習だと思います。ですが当時の僕は結構面食らってしまって、信念が揺らぎました。
何をやれば勝てるのかわからなくなりました。部内の勝てる人のプレーの真似をしてみたり、がむしゃらに強い球を打とうとしてみたり、とにかくフラフラとしていました。負け続けるうちに焦りばかりが膨らんで、思考は停止していました。はっきりいうと当時の自分の練習の質は最悪でした。
信念を持つべきです。
かつてとある先輩に自分の軸としての「粘るプレー」は持ち続けておくべきだと言われました。当時の僕は「確かに大事だとは思うけど、それで勝てないんじゃ結局意味ないんじゃないか」とちょっと思っていました。
でも今思うと、「安易な軸の乗り換えは危険だ」というように警鐘を鳴らしてくださっていたのではないかなと感じます。
テニスの強さは直線で表されるものではないと思います。結局自分にできることは、真に自分と向き合い自分の武器を見つけ、それを生かすプレーを目指すことでしょう。これを徹底することが人事を尽くすことかなと思います。
勝つことだけが自分の信念や存在を確かなものにしてくれます。貪欲に行こうと思います。