夏を迎えるにあたって~大木俊之介~
こんにちは。4年の大木です。
ブログを書くにあたり何をテーマにするべきか少し考えましたが、結局自分の話をすることが最も重みのある言葉になって良いかなと思いました。4年生として部活の意義や目標について仰々しく述べるのも悪くはないですが、レギュラーとしての日が浅い自分がそのようなことについて述べるのは明らかに役不足だと感じます。(キャラじゃないというのが最大の理由かもしれませんが、、、)
さて、今回僕が話すテーマは「先輩」というものです。上司、先生、〇〇さん等「年上の目上の人」を示すことばは世の中に多数ありますが、中でもこのことばは「目上の人」という本来の意味に加えて、どこか「親近感のある人」というニュアンスがあるように僕は思っています。
各々にとって、先輩と聞いてパッと浮かぶ方は差があると思いますが、僕にとって一番に浮かぶ先輩方は下級生だった頃に練習や対抗戦で直接お世話になっていた先輩方です。
当時僕はテニスの実力がかなり低く、レギュラーになることは周囲も全く期待しておらず、自分にとっても夢のまた夢というような状況でした。そんな能力も自信もない自分にとって、当時のレギュラーの方々はどちらかというと畏怖の対象で、あまり「先輩」という言葉が持つような親近感を持つことができなかったと思います。
そんな僕にとっての「先輩」はやはり普段の部活動でお世話になっていた先輩方だったと思います。彼らは仕事やテニスだけでなく、部活動や試合に対する姿勢まで、多岐にわたる事を褒めたり、叱ったり、叱ったり、叱ったりしながら教えてくれました。ことばにして教えて頂いたことは勿論、彼らのトレーニングに対するストイックさやどんな状況でも勝ちにこだわる姿勢は、ことばにせずとも斯くあるべしとして僕の中に残っていきました。
彼らは僕にとって肩を並べたい存在であり、何より部活に居場所をくれた存在でした。
そのような先輩方も引退していき、気がついたら僕は最上級生になっていました。幸運なことに私はレギュラーの当落線上として活動しています。決して自分の力のみでは辿り着くことができなかったであろう今の地位にあり、今になり3年前の主将が仰っていた「レギュラーになる幸せ」を少しは自覚してきたのかなと勝手に思っています。
今の自分にできることはレギュラーとして更に能力を上げていくことで先輩方の指導が間違っていなかった事を証明する事しかないと思っています。残された時間がある以上、大切にしなければいけないと夏を前にして強く感じます。
また、最後には、自分を育ててくれた先輩方のように、後輩の誰かの「先輩」になれればいいなとふと思います。
このようなところで僕のブログとさせていただこうかなと思います。駄文を失礼いたしました。
また、この場をお借りして普段からお世話になっておりますOBOGの方々に感謝を述べさせて頂きます。このような当たり前の事が当たり前ではなくなった情勢におきまして、物心両面からの先輩方のご支援・ご協力の有難さをより一層実感しております。未熟な身ではありますが挑戦を続けていく所存でございますので、今後ともご支援の程、よろしくお願い致します。