新しい代になって〜西川みなほ〜
こんにちは。庭球部3年の女子部主務の西川です。
OB・OGの皆様、いつも様々な面でのご支援をありがとうございます。
幹部代となってから既に2ヶ月が過ぎましたが、代替わりの挨拶を兼ねてブログを書かせていただきます。
突然ですが、少し前に遡ります。
今年夏に開催されたオリンピック。卓球の伊藤美誠選手の熱い戦いは、まだ記憶に新しいと思います。彼女に関する記事を機会あって調べる中で、彼女のお母さんがこんな事を述べていました。
「対戦相手はもちろん、相手ベンチや観客の思いを想像するくせをつけ、どんな局面でも自分だけの思考でゲームメイクしないように言い聞かせた」「年齢を重ねてから初めてラケットを握り、自己流のスタイルで卓球を楽しむ人たちにも積極的に声をかけ、娘の相手をしてもらった」
物心つく前からその競技に打ち込んできた選手とは何もかも違うと思っていましたが、この記事を読んで、真似出来ることはたくさんあるのだと知りました。
東大生はジュニア上がりが少なく、ジュニアでない人はどうしても自分のテニスと向き合ってきた時間(物理的な練習を重ねてきた時間)だけで勝負するには厳しい部分があります。公式戦や対外試合で、幼少期からテニスをしていた人との差に愕然とし、心折れそうになったことがある人はきっと私だけじゃないはずです。
でも伊藤選手のお母さんが重視して教えていたことは、対戦相手を観察すること、厳しい局面でも自分だけの思考でプレーしないこと、多様な相手と対戦して柔軟なスタイルを身につけること。これなら同じスタートラインに立とうと思えば立てるし、結構今のチームにも合っていてかつ必要なスタイルなのかな、と感じました。そして、これは主務の力を存分に使えるチャンスだな、とも。(笑)
そして昨今の怒涛の対外試合、練習参加ラッシュに至ります(女子部の方々、東西南北に派遣しまくってごめんなさい笑)。
コロナで思うように活動出来ない学校も未だ多い中、このような環境でテニスできているのも、前幹部の先輩方やOB・OGの方、コロナ対策委員をはじめとした同期幹部の尽力、そして部員全員の努力あってのことです。また、練習内でも多くの新しいテニスを見せてくださる水野コーチやOBOGコーチの方々、いつも本当にありがとうございます。
リーグを知っている唯一の学年として、先輩方の様々な思い(きっと私たち後輩に見せていたのはほんの一部だと思いますが)を背負って昇格を目指しているチームとして、未だコロナ禍にある状況で、、、幹部としての不安を挙げたらキリがありません。
ですが、テニス好きな部員と、支えてくださる周りの方々への感謝と、強くなりたい気持ちを見失わなければ何とかなると思っています。
既にいろんな人に頼ったりフォローしてもらったりな私ではありますが、現役の部員の方々、あと約一年間一緒に頑張ってもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでくださった方、駄文にお付き合いくださりありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
東京大学庭球部 女子部主務
西川みなほ