邪道〜榊原希実〜

こんにちは。庭球部2年の榊原です。
今回、図らずとも2年生のブログのトリをつとめさせていただくことになりました。女子部で唯一の文系であるのにも関わらず、文章を書くことはとても苦手なので拙い文章になってしまうとは思いますが、どうぞ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
今回ブログを書くにあたって何について書くか大変悩みました。ブログを書く機会なんて滅多にないので、どうせなら私らしい文章を書きたいなと思い、私の人生の歩みを少し振り返ってみると、どうやら私は人生の選択場面において「王道」ではなく「邪道」を選んでいることがわかりました。まず、高校受験です。私は愛知県の三河地区出身なのですが、そこでは中学受験という文化がなく、公立至上主義が蔓延しているので、ほとんどの人が公立高校へ進学します。その中で、私は同じ学力レベル帯の人が受験する公立高校を選ばず、勉強だけでなく遊びも楽しみたいという理由でその高校より少しだけレベルの低い高校へ進学しました。思えばここが邪道を選び続けることになる分岐点であったのかもしれません。
高校に進学してからは、遊びたいと言っていたのにも関わらず、自分の真面目さがでてしまい、結局ある程度は勉強も頑張ってしまいました。そのため、遊びたいという理由で高校を選んだのにも関わらず、毎年5人に1人が進学する名古屋大学ではなく、毎年5人ほどしかいない東京大学へ進学することになりました。この決断をしたのも高3の夏で、高3になるまでは東大なんて考えてもいませんでした。今振り返ってみると、この時点で軸のないふらふらとした生き方をしているなと思うのですが、当時の私はそのことに一切気づいていませんでした。
大学にはいってからは、今振り返ってみて自分でもびっくりするくらい本当に邪道しか選んでいません。決断ができず庭球部に秋から入部したことも、そのひとつだと思います。そして、経済を学びたいという理由で文科二類を受験したのにも関わらず、大学に入って自分が興味のある分野が変わって、経済学部への進学をやめ、今は後期教養学部へ進学することに決めました。
細々としたところもとりあげると本当にキリがないので、今回は人生の大きな選択場面のみをとりあげました。こんな私でも、たまに自分がないと悩むことはありますが、邪道を選び続けてふらふらしている自分のことはそこまで嫌いではないです。それは自分が選んだ道で出会った人に支えられてきたからです。高校では私の選択を応援してくれる友達や先生に出会うことができ、庭球部にはいってからも私を励まして寄り添ってくれる同期や先輩に出会うことができました。特に庭球部では私が軸がないことに悩んでいた時に、同期の1人から「のぞみは正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする力がある」という素敵な言葉をもらいました。それを聞いて、今までの自分の選択が肯定されたような気がしたし、迷った末にどんな道を選んだとしても大丈夫だという自信が持てました。私はこれからも「邪道」を自分にとっての「王道」にして進んでいきたいと思います。
テニスについてはほとんど書かずに、ただ自分語りをして終わってしまいました。拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。以上です。失礼します。

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