二千年後の君へ~山田 寛生~

こんにちは。庭球部3年の山田寛生です。

足立のブログを見て、1分後にはワードを開いていました。人間の行動原理の中に、恐怖や危機感があると思います。足立のブログを読んで、「これはマジでやばい。足立を本気で怒らせてしまった。一巻の終わりだ。」と恐怖のどん底に落ちた私は、すぐさま行動したわけです(遅い。もっと早く行動しろ)。恐怖や危機感から行動するのではなく、自ら積極的に行動する人になりたいですね。何が言いたいかというと、足立を始めとして広報関係者、本当にすみませんでした。まだの後輩もすぐに動きましょう。

さて、新歓的の文章を書くのがタイミング的には妥当ですよね?ということで、庭球部の詳しい中身を教えていこうと思います。しかも、例年だと入部前には恐らく知ることのないヤツ。ありのままをさらけ出した方が、庭球部のことを入部前により分かって、入部するかの判断しやすいかなと思って。今日は、庭球部独自の変わった文化、通称「きしょポイント」について語りやしょう。キショいと言っていますが、良い意味です。恐らく現役部員は、もう部に染まって、きしょさをもう感じることはないと思います。でもみんな一年生の最初は感じていたはずです。客観的視点は大事です。

きしょポその1(レベル1)→アップの体操の名前(男子部のみ)

部では練習前に皆でアップをします。色々ありますが、その中に静的ストレッチという止まって行う準備体操と動的ストレッチという動きながら行う準備体操があります。その際、その練習の最下級生の号令に従って体操を進めるのですが。

「前後開脚お願いしまーーす!」

「肩関節内旋外旋お願いしまーーす!」

「股関節内旋外旋お願いしまーーす!」

「大腿部後面お願いしまーーす!」

「臀部お願いしまーーす!」

俺「……は?」

入部して一番最初に覚えることがこの体操なのですが、まあとにかく量が多い。(最近は結構簡素化されたので安心して💕)そして漢字ばっか。まあ、意外とすぐに身体が覚えます。「肩関節内旋外旋」とか、「股関節内旋外旋」とか何?って感じですよね。ちなみに、それとは別に「股関節内旋」もあるし、「股関節外旋」もあります。名前からどんな体操なのか全く想像がつかないところがポイントです。ちなみに、僕が一年生の時、この体操をクラスの友人の前で見せると、普通にいじられました。やっぱ、変みたいです。名称だけじゃなくて、「いや、体操するのにお願いしまーーすって誰が誰に何をお願いしてんの」とも言われましたが、これもおかしいですか?部に丸3年もいると、もうよく分からん。

ただし!やっぱり号令なしの体操よりは絶対良いです。締まりがあります。部員なら、その名称がどのような体操を表しているのかを分かってるのでノープロブレムです。ずっとなくなって欲しくない体操ですね!

きしょポその2(レベル2)→「考慮」の用法

「考慮」という日本語についてです。「いや、そんな細かいこと気にすんなよ。このイカ東が」と思われた方。そりゃ僕だって、今は全く気にしてませんよ。でも入部して暫くは気にせざるを得ません。この部では普通に間違った使い方をしています。本来の日本語を超越してるんです。

考慮というのは本来、「〇〇を考慮に入れる」「〇〇を考慮する」などのように、何か事情がある人に対して、その聞き手がその事情を受け入れる、みたいな感じの使い方をするわけです。さて、ここで庭球部の「考慮」の使い方を見てみましょう。

「俺今日足捻ったから、トレーニングの考慮出すわ。」

「お前、バイトの考慮、早めに出しといてな?」

「オリ合宿の考慮、出して良いらしいぞ!」

俺「……は?」

そう、この部では、考慮は出すものなのです。関係性的に、考慮は受け手がするものなのですが、弊部ではそうではないわけです。送り手がするもの、何なら「出す」ものです。もしかしたら、僕の日本語の知識が間違ってるかもしれません。もしそうだったら、クソ恥ずかしいので、速攻僕まで連絡ください。ちなみに、学連という体育会テニス部の管轄をしていて、試合の運営をしている組織(高体連のようなもの)があるのですが、そこもHPなどで「考慮」を東大庭球部と同じ使い方をしています。大学テニスに蔓延っている奥ゆかしい風習なのかもしれません。

とにかく、僕は入部仕立ての頃は「いや、考慮の使い方逆じゃね?」と思っていましたが、今では立派な庭球部員。考慮は出すもの以外何者でもありません。ずっとなくなって欲しくない用法ですね!

きしょポその3(レベル3)→返事「したー」と感謝の「したーっす」

さて、本題ですね。正直今までの二つは、ただの前菜です。変やと思わない人もいると思うし。でもこのレベル3はマジで変です。それでは、庭球部員の会話を覗いてみましょう。

・先輩「お疲れ様でした。これで今日の練習を終わります。したー」。

後輩「したー。」

・先輩「サーブの的作ろっか。」

 後輩「したー。」

・ミーティングにて

 「以上で、僕の反省を終わります。したー。」

 他の人「したー。」

俺「……は?」

そうです。この部では全ての返事が「したー。」なのです。ちなみに言い方は色々あって、「した!」、「したー⤵︎」、「したー⤴️」など、さまざまありますが、それはその場に応じた言い方があります。勝手に身に付きます。もう、「したー。」以外の返事をできない身体になっています。これの由来は謎ですが、恐らく先代の偉大な先輩方が

「返事してる時間巻けるくね?」

「そり。分かりました、って長いしな」

「した、の二文字だけでいっか。」

みたいな会話をしたのでしょう。東大生は合理化、効率化を図りがちですね、全く。🤦‍♂️そこから返事だけでなく、自分の発言を終える時など、様々な場面で使うようになったと推測されます。

さて、似た言葉に「したーっす」という返事があります。これは、先輩に奢ってもらった時に使います。

下の写真のように、コンビニやご飯など、奢ってもらうときは「したっすロード」なるものを作ります。入口の前に花道を作る感じですね。他の迷惑になることもあるので、周りはよく見ましょう。そして、先輩が出てきたら、お辞儀をしながら「したーーーーっす」と言うのです。最初はめちゃ恥ずかしいです。でも慣れます。この時に「したー。」と言ってはいけません。意味不明ですが、奢りの際は「す」をつけるのです。そこから派生して先輩に奢ってもらうことを、「したっすしてもらう」という風に言います。補足をすると、この「したーっす」は野太い声で言う傾向にあります。野太く言えば言うほどポイントが高いという研究結果もあります。

みんなも入部したら、数え切れないくらい言うことになります。大人数のしたっすロードはなんかおもろいですよぉ。ワクワクします。童心に帰った気分です。最高学年になっちゃったので、もう僕はO Bさんがいないとできないので悲しいです。ずっとなくなって欲しくない文化ですね!

いつかの対抗戦後、検見川駅にて。ばこるぞ〜!
3年の堀川くんが1年生に混じって並んでますね。誰よりも姿勢が良いです。彼のしたっすへの思いは凄まじいです。

さて、庭球部の変わった文化を3つ紹介してきました。僕は結構過去のブログが好きです。会ったことのない先輩方のブログを何周もしています。昔の雰囲気を知れるから面白いんですよね。未来の庭球部員も、部の日常を記していってほしいと思います。消えた文化、新しい文化、変化した文化、色々教えてください!引退しても読むので!

新入生へ。変な部だと思わないでくださいね?しっかりした部で、日々皆テニスに打ち込んでいます。ブログでは語り切れない魅力がたくさんあります。充実した大学生活送れること間違いなし!興味を少しでも持ってる人は是非新歓に来てくださいね!したっすロードも作ってみましょう!

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