引退の言葉〜草刈周成〜

お疲れ様です。庭球部を九月に引退した草刈と申します。

庭球部生活を振り返ると本当に楽しかったという一言に尽きると思います。ここまで他の人と心を通わすことができたのはおそらく人生史上初だと思います。それはおそらくなのですが、異常に長い時間を少数の人たちと共にしているからです。そしてただ長いだけではなく、苦楽をともにした仲です。朝練、試合、遠征、旅行など、振り返れば、たくさんの思い出が出てきます。部員みなかけがえのない財産です。おかげで自我を解放することができ、本当の自分に気づけたと思います。ありがとうございます。

またテニスという競技は素晴らしく楽しかったです。その楽しさはどこから来ているのかと思うと第一に打感だと思います。手に伝わる感触が本当に気持ちよく、その感触を感じながらゲームセットまで何球も打ち続けることができるのは、至高でした。第二に色々な打ち方があるということです。ストローク、ボレー、スマッシュ、スライス、サーブ、ドロップどれも違う腕の使い方で、状況を判断しながら、使いわけて打つのはシンプルに楽しいです。第三に非常にアクロバティックだということです。テニスコートはとても広く、横に飛びついたり、ジャンプしてとったり、自分の肉体の限界に挑戦している感が本当にたまらないです。

大学でテニスの部活を選んだというのは私にとっては唯一の正解だったのではないかと思えます。テニス部と部員のみなさん、水野コーチ、obのみなさんには本当にお世話になりました。微力ながら引退まで色々と部活動のお手伝いをしながら、テニスの楽しさを自分のプレーで後輩に体現しようと思っています。
以上です。失礼します。