新しい代になって〜新井周作〜
お世話になっております。
今年度男子部主務を務めます、東京大学運動会庭球部3年の新井です。
まず初めに、OB・OGの皆様にご挨拶申し上げます。
平素より東京大学運動会庭球部の活動に対し、格別のご支援・ご高配を賜り、心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
先日開催されました「赤門テニスの日」ならびに「赤門納会」におきましては、OB・OGの皆様の力強いプレーと、庭球部への深い思いに触れ、現役一同、大きな刺激と励ましをいただきました。
皆様のご期待にお応えできるよう、部員一同、誠心誠意、一年間活動に取り組んでまいります。
そして、先日ご引退された4年生の先輩方におかれましては、これまで3年半にわたる庭球部でのご尽力に、心より敬意と感謝を申し上げます。
先日の納会にて、レミオロメンの「3月9日」を歌った際、先輩方の思いが確かに受け継がれ、現在の東大庭球部があるのだと実感し、本当に胸が熱くなりました。
私は、全主将高村さん、前主務の李さんをはじめとする先輩方が築いてこられた、得も言われぬ素晴らしい雰囲気を受け継ぎ、日頃から後輩とのコミュニケーションを大切にしています。
追いコンの色紙に「酔っぱらった新井さんの絡みがうざかった」と書かれる日も、そう遠くないかもしれませんが(笑)、それも含めて(?笑)チームの一体感を大切にしていきたいと思っています。
必ずや4部昇格を果たし、先輩方が果たせなかった思いを晴らすとともに、私たちの思いを次の世代へとつないでいける一年にします。
OB・OGの皆様におかれましては、ぜひ今後もコートに足をお運びいただき、ご一緒にテニスをしていただけましたら幸いです。
さて、本ブログの内容についてですが、
私が今後一年間、主務としてチームを運営していくにあたっての決意と、チームの皆に期待することを述べたいと思います。
部員の皆は、時間のあるときに目を通してもらえれば嬉しいです。
【私の決意】
まず、主務としてどのような存在でありたいかについてですが、私は「チームの幹」になりたいと考えています。
私の好きな漫画に『ジャイアントキリング』というサッカー漫画があります。
Jリーグの監督を主人公に、選手・監督・スタッフ・フロント・サポーター・地域の人々など、さまざまな視点から一つのクラブが描かれ、「強いチームとは何か」が詰まった作品です。機会があれば、ぜひ読んでみてください。
作中に、次のような印象的なセリフがあります。(クラブフロントの笠野が、チームを去るエース・達海に語りかける場面です)
「クラブってのは木みてえなもんでよ。
木が立つには土と水が必要だろ?
土ってのは環境……まぁ地元だよな。
そんで水……こいつはサポーターの声援だ。
(中略)
だって選手は葉だろ?
木の状態が葉に出るのと同じで、クラブの状態は選手に出る。
俺はここで、このクラブの幹になるよ。
垣根を越えた意見を募ってクラブを再生させる。
でも、つぎはぎだらけの意見じゃ幹にはなりえない。
これからは、確固たるクラブの信念は俺が担う。
様々な意見から、このクラブの方向性を決める。
だからお前は太陽になれ、達海」
この言葉は、部活動の運営にも通じるものがあると感じています。
チームが強くなるためには、さまざまな立場の人が「部活を強くしたい」という思いを持ち、行動することが必要です。そのためには、その思いを集約できる仕組み、そして人が不可欠です。
さらに、集まった意見を、明確な軸を持って形にしていくことが重要です。軸を失えば、つぎはぎだらけの脆いチームになってしまいます。
だから私は、
・多様な意見が集まる仕組みを作り、かつ「この人なら形にしてくれる」と思ってもらえる存在であること
・主将の拓夢をはじめ、チーム全体で議論を重ねながら、「4部昇格」という軸をぶらさず、優先順位を明確にした意思決定を行うこと
この二点を強く意識し、主務としてチーム運営に取り組んでいきます。
【みんなに期待すること】
・まず、自分自身が強くなること
競争のある部活動において、チームへの最大の貢献は、自分自身が強くなることです。
レギュラーが強くなることがチームの勝利に直結するのは言うまでもありません。しかしこれは、レギュラーに限った話ではありません。
どの立場の人が強くなっても、その成長は必ず、直接的・間接的にチームの力になります。
自分の成長が、周囲の成長につながる。
その意識を持ち、一人ひとりが強くなることに貪欲でありましょう。
・自分が「自身が強くなること以外に+α」でチームに何ができるか考えること
チームへの貢献の形は、プレー以外にも数多くあります。
誰よりも声を出して雰囲気を作る、先輩後輩関係なく意見を交わす空気を作る、他校との交流を広げて知見を還元する、より良い分析方法を考える——例を挙げればきりがありません。
私が、4・5・6部校のリスト作成を全部員に分担したり、テニステストの設計(この話を考えてくれてありがとう)や自己評価シートの設計を下級生に任せたりしているのは、(正直、私や私の代のキャパシティの問題もありますが(笑))、
「昇格のために何が必要で、自分は何ができるのか」を考えてほしい、という意図からです。
目標達成のために主体的に考える部員の数と、その思考の質こそが、リーグ昇格という結果につながると信じています。
引き続き、よろしくお願いします。
※p.s. 遅刻が多い人は、まず遅刻をなくしましょう。
・ライバルの成長を「チャンス」と捉えられるチームであること
試合に出られる人数が限られている以上、競争は避けられません。
仲間の成長は、一見すると自分の出場機会が減る「ピンチ」に見えるかもしれません。
しかし、周囲が不調で自分の立場が安泰な状況に満足する選手の多いチームが、果たして昇格できるでしょうか。答えは明確に「否」だと思います。
負けず嫌いな私たちにとって、仲間の成長は、自分をさらに高めるための最大の刺激であり、チャンスです。
仲間の成長を歓迎できるチームこそが、強いチームだと私は思います。
最後に、偉そうなことをつらつらののべましたが、私自身、未熟な点ばかりです。
なので、人一倍頑張ります。
来年の引退式で、昇格を果たして最高にウメェ酒、飲もう。
(※未成年はノンアルですし、激しい飲み会はありませんので、新入生はご安心ください。)

以上です。失礼いたします。


