合宿が終わりました

こんにちは。広報担当の深澤です。

つい先ほど新歓代表を務めるずし君の記事を更新したばかりです。今はお風呂が沸くのを待っています。
今流している音楽はアーマードコアヴァーディクトデイというゲームのサウンドトラックから”Stain”です。

調子に乗りましたごめんなさい。サムネイルにもしてしまいました。

気付けばこの公式サイトも僕が苦心しながら開設して一年が経ちます。
googleに委託しているサイト統計を見ると一定以上のページビューは得られているようで僕はとっても満足です。

しかしブログの記事を見返してみると何だか格式ばった内容ばかり。

あまり普段のこと、各部員が何を考えながら庭球部で生きているのかが伝わっていない”死んだブログ”になっている気がしてなりません。
常務の吾妻君にもよく言われるので今回は僕自らお風呂が沸くまで普段のしっちゃかめっちゃかな雑感をひっそりと書いていきたいと思います。

新歓にとってマイナスだと判断されればこの記事は消える予定です。

ただ、部という組織で生きていこうと考えている新入生に向けて、たった一人の部員の生きている思考も得られないようではブログの意義なんてないのではないかと思ってしまいました。
多分今度ポジティブな人の思考を覗く会もやるのでご心配なく。
後でいろいろな人に煽られてしまうかもしれません。でも僕が書きたいので書きます。しばし、お付き合いください。

今回の春合宿は僕たちの代になってから初の合宿でした。当然何をやるのかをいちいち決めなければなりません。
しんどかったです。僕はあまり発言しないのですが。

そんな僕にも仕事はあります。他の幹部たちが話し上げた内容にYesを言うこと以外にもあります。それは試合分析ミーティングの資料作りです。
このミーティングは僕が言い出しっぺです。元々僕が導入した試合統計を取るシステムを合宿の場で生かしたかったのです。

それ以前に試合統計を見るよう義務付けているレギュラーの方々のモチベーションが明らかに低下している状況を変えたいと思って提案しました。

数字として表れるデータを見て試合を振り返ることは僕はとても大切だと思っています。ビデオを毎回撮ってもらえているレギュラーは、そんな風に考えている僕からするととてもうらやましいです。
試合中に数字を覚えている必要がないなんて!素晴らしい!
実は僕が試合中にイライラしているのもこんな風に気が散っているからかもしれません。

とにかく。

全体で改めて数字から得られる新鮮な体験を共有して、モチベーションを改善したいという思いでした。

結果として上手くいったかどうかはわかりません。資料なんてなくてもビデオ見ればいいと思う人も、こんな試合の分析ごときにわざわざ時間とって話す必要あんの?と思う人も、寝ている人もいました。
ミーティングがお昼だったらもっとみんなの集中を高められたかもしれません。
ただ一部のネガティブな態度を見ることはそれだけで意味があったと僕は思います。
フィードバックが得られたという事実を僕は重要だと感じています。幹部のみなさん、時間を設けていただいてありがとうございました。

本間さんビデオの編集ありがとうございました。石塚さんビデオ上げててくれてありがとうございました。

合宿について次に思ったのは練習を決めることのしんどさでした。

今合宿の目標は試合の最初と最後の質を高めること。サーブリターンだけの練習、アプローチボレーだけの練習を主に取り入れました。考えたのは我らが主将、土佐君です。
ただ練習はそれだけではなく、ランクでメンバーを4人ずつ区切って行うものもありました。
別に普段から練習を何も考えずに決めているわけではなく、僕なりに工夫しているつもりです。

ただ、合宿に来ていつも思うのは上のランクの人たちの洗練された動きを見て
“何でおれはああいう風に動けないんじゃ!何でここでミスるんや!”というイライラを抱えてしまうことです。

それをプラスに昇華できれば言うことなしなのですが、残念ながら僕はマイナスで抱えたままにしてしまうタイプなのでそう上手くはいきません。
若干難しい練習を設定しては自らミスを連発し、下級生の前でもお構いなしに不機嫌になって黙り込みます。僕は不機嫌になると口を閉ざすタイプです。
ラケットも一回ネットに向かって投げてしまいました。でもその後贖罪の意味を込めてラケットに向かって土下座しました。ラケットは悪くないんです。悪いのは僕です。

そんな風に苦悩して僕は七日間テニスと向き合いました。やっぱり難しいです。これからも頑張ります。

最後に思ったのは東大テニス部という組織についてです。

合宿のミーティングでは僕の企画した試合分析ミーティング以外にも部について考えるミーティングを行いました。当然僕は発言できません。
みんな流石は東大生という感じで、答えのないミーティングにおいても発言をガンガンしていきます。意見の流れを追いかけるので精一杯です。
そして議論は一応の収束を見せます。

しかし、それが全員の総意というわけでは決してなく、何かしらの反感、虚しさを抱えている人も当然いるわけです。
ただ、それが組織なんだろうなと僕は発言もせずに一人で考えていました。
どこに収まるのがベストなのか分からない状態で、それでも議論が進んでいき、ある程度の満足・不満足を内包した状態で均衡している。
その状態でいられる組織に僕が居られるのは幸運だとも思います。

テニサーに入った人たちからしてみて、僕たちテニス部は理不尽の塊のように見えているのかもしれません。

でも組織として均衡を保ったままでまとまるためには規律は不可欠ですし、”楽しそう!”だけじゃ組織はやってられません。

僕が自分のテニスに対する不真面目さ・かけた時間の差がシングルスのランク制度によって一目でわかってしまうのを恐れていることなんて砂粒みたいなもんです。
僕のように要領の悪い人は勉強を時には優先してテニスに対するモチベーションを意図的に下げて、それについて色々言われて、悩んだりします。そのくせ思うように勉強ははかどりません。
マイペースでいたい人にとって様々な規律に縛られる”部”は難しい場だと思います。そりゃ退部者も出ます。
しかし、こういう部分を包み隠さずに曝け出すことが出来るコミュニティというのは貴重な存在だと僕は同時に思います。

そういえばそもそもこの文章を書き始めたのは新入生に対する生きたテニス部の声をお届けするためでした。
いつの間にか僕の意見を吐き出すだけになってしまいました。すみません。

最後に言いたいのは、東大テニス部はこんな意見を持った人を抱えながら、テニスに対して真摯に向き合い、部の存在意義について真摯に向き合い、勉強もバイトもちゃんとみんな両立しているってことです。
サークルはサークル、テニス部はテニス部でそれぞれ悩みながら頑張ってるってことです。

そんなこんなです。

いつの間にかお風呂も沸いて浴室が水浸しになってしまいましたので、この辺で失礼させていただこうと思います。
4月にいろいろな新入部者とお会いできればいいなと思います。
僕のテニスの練習、アドバイス、仕事のお手伝い、悩み相談に付き合ってくれる人がいっぱい増えればいいなと思います。
そんな感じです。

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