入れ替え戦に向けて

入れ替え戦に臨むのはこれで3度目になる。

自分が入部してから4年間4部で戦い続け、これまで2度入れ替え戦に挑戦してきたが、いずれも3部の壁に阻まれてきた。

3部のレベルもなにもわからず、ただがむしゃらに試合に臨んだ1年目。今年こそはとチーム力をつけ自信をもって臨んだ2年目。僕はそのどちらも5敗目を経験した。リーグにおいて5勝目と5敗目というのは普通の勝ち負けよりも重みが違う。5勝目をとればチームのヒーローになれる一方で5敗目を喫すると自分のせいでチームが負けたという気持ちになる。その5敗目を入れ替え戦という大舞台で僕は2度も経験している。

しかし、その2度の経験が3部昇格への想いをより一層強くしてくれた。自分が主将になってから常に3部のレベルを想定して練習するように鼓舞してきたし、実際選手が要求するプレーのレベルはその域に達していると思う。

今年のチームはすでに大舞台で負けを経験している。4連覇のかかった7大戦の決勝で敗れるという非常に悔しい思いをしている。だからこそ、レギュラーも例年にない成長を遂げたし、チーム全体も大きく成長できた。

負けを知っているからこそ覚悟できる。覚悟できるから強い。

今のチームの強さは決して順風満帆ではなかったこの1年の歩みがあったからこそだと感じている。

今のチームのよさは試合に出る選手とそうでない選手の信頼関係にある。応援してもらって元気が出る、応援をしていて楽しい、こいつを応援して勝たせたい、今のチームは部員全員で戦っているよさがある。

そんな部員全員で戦えるのも入れ替え戦が最後になる。

相手が強いのは当たり前。相手が必死に戦ってくるのも当たり前。勝ちたいと思うのは当然。緊張するのも当然。それらすべてを受け入れ全員が腹をくくって、地に足をつけて、自分たちの役割を果たし、持てる力を出し尽くす。これだけに集中することができれば絶対に道は開ける。

先輩達が成し遂げられなかった偉業を今年こそ達成してやる。

そして主将として最後に5勝目をあげるレジェンドになりたい、そう願っている。

東大庭球部主将 松村一太朗

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入れ替え戦に向けて” に対して1件のコメントがあります。

  1. uttennis より:

    頑張ってください。うれしい報告を待ってます。木村@S59。

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