日記〜松本美怜〜

こんにちは。庭球部4年の松本美怜です。

学年が変わってからもう一月経ったのに、未だに4年と名乗る前に一瞬考えてしまいます。5月中には慣れたいです。

さて、突然ですが、皆さんは日記を書いたことはあるでしょうか。

私はここ2年ほど、週に2,3回日記を書いています。

きっかけは、コロナ禍で初めて庭球部の活動が停止になった2年前の3月。起きて食べて寝るだけの毎日で暇を持て余した結果、唯一の楽しみだった食事の記録をつけ始めたのですが、そのうち他のことについても書くようになりました。飽き性なので毎日書くのには早々に挫折しましたが、今でもたまに書いています。

このブログを書くにあたって、何か良いネタがないかなと日記を見返していたのですが、様々な記憶が蘇り、文字で残しておいてよかったと思うことが沢山ありました。

そこで、今回のブログはそんな「日記を書く」ことの良さと、日記を見返しながら改めて感じた庭球部の魅力について書いてみようと思います。

まず個人的な日記の推しポイントを以下に並べます。

①大事なことを思い出したり、 自分の考えを整理したりできる

1日の終わりにその日を振り返り、「こんなことがあって、こう思っていた」と辿りながら日記を書いていると、一瞬頭に浮かんだけれどすっかり忘れていた考えや、今日中にやるべき大事なことなどを思い出せるときがあります。

庭球部では「トレーニング報告」をはじめとして、おこなったことを期日までに報告しなければならない場面が幾つかあるのですが、私は日記を書きながらそういった報告事項を思い出すことが結構あります。

また、単純に、振り返る過程で考えが整理される効果もあります。完璧な一日というものはそうそうないので、イヤなことを思い出して「忘れたままの方が良かった」なんてこともありますが、自分の中のごちゃっとした考えを整理できた時にはそれなりにスッキリしますし、心配事の多い日も、日記に吐き出すと少し眠りの質が上がる気がします。

②楽しかったことや嬉しかったことを残しておける

2つ目は、個人的に日記の最も好きなところです。

失敗や後悔、羞恥といった嫌な記憶は忘れたくてもいつまでも忘れられないのに、楽しかったこと、良かったことはどんどん思い出せなくなっていく経験、皆さんもないでしょうか。

試合の間にお昼ご飯のサンドイッチをカラスに食べられてしまった悲しみはいつまでも覚えているのに、練習や試合で貰った励ましの言葉や、部員とちょっと盛り上がった話はすぐ忘れていってしまうのです。

嫌な記憶ほど忘れられないというのは、命の危機に関するミスを繰り返さないための人間の生存本能だそうです。確かに、私もお昼ご飯の失敗は2回ほどしてしまいましたが、その後はしっかりと対策を行って無事ご飯を食べることができているので、結構大事な性質なのかもしれません。

というわけで、生存本能は仕方ないとして、良い記憶の方を忘れないように日記に残しています。

時々昔書いたページをぱらぱら見ていると、当時の嬉しかった気持ちや面白かった出来事を思い出して元気になれます。

③悪い出来事をポジティブに捉えられるようになる

例えば、自販機でミルクティーのボタンを押したら苦手な炭酸飲料が出てきた時。15分昼寝するつもりが1時間も寝てしまった時。大事件というわけではないけれど少し気分が下がりますよね。

日常生活では「ちょっと良い出来事」もありますが、同様に上記のような「ちょっとだけ良くない出来事」もそれなりに起こっていて、メンタルが元気なときには全然気にならなくても、そうでない時には必要以上にダメージを受けてしまうことがあります。

しかし、こうした場面において、日記を書き始めてからは次のように思うのです。

「日記のネタができた…!」

勿論、自分が悪かったことについては反省しなければなりませんが、自分ではどうしようもない出来事についてはネタとして捉えることでテンションが下がるのを多少防げます。

以上が個人的な日記の好きなところです。

ここまでの文章がただの日記の宣伝になってしまったので、最後に、ブログを書きながら自分の日記を見返して庭球部について改めて感じたことを少し書こうと思います。

冒頭でも触れたように、コロナ禍に突入した大学1年生の3月から日記は始まるのですが、庭球部の活動が徐々に再開した2年生の8月頃から今に至るまで、部活のことを書いていない日はほとんどありません。そのことだけで、大学で部活に入るというのはなかなか重要な選択だったのだなと感じます。

庭球部にいると、「この人凄い」と思う瞬間がとても沢山あります。

圧倒的な実力にも満足することなく上を目指し続ける人、プレーが思うようにいかず「もうテニス嫌だ」と本気で嘆きながらも練習後すぐに自主練を始める人、その人だけ1日48時間あるのかと錯覚するほど多くのことを一生懸命両立している人、周りへの気遣いや行動力が半端ではない人…などなど、人として尊敬する魅力的な方々に出会って刺激を受けるたびに、部員になって本当に良かったと噛み締めています。

コロナ禍で暇つぶしに始めた日記ですが、なんとなくこれまで続いているので、引退まであと5か月、庭球部員としての日常を残していこうと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

以上です。失礼します。

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