引退の言葉〜竹倉駿也〜

こんにちは。前副将の竹倉です。
おかげさまで9月で無事引退しました。お世話になったコーチ、先輩、同期、後輩の皆さま、本当にありがとうございました。
このブログでは後輩のみんなに言ったことをまとめて書きたいと思います。

まずリーグ戦についてですが、個人としての結果はダブルス5勝0敗、シングルス2勝3敗でした。シングルスの3敗のうち2敗は全体が4-5で負けた試合だったので今でも非常に悔しいですが、実力を出し切った結果なのでそういった意味で悔いはありません。
応援はとても力になりましたので、東大の強みとして今後も引き継いでいって欲しいと思います。

3年半部活をやってきて、勝てる選手になるために色々考えました。大学の3年半で練習できる量は限られていますし、特に東大生であれば勉強との両立で悩むことも多いでしょう。自分も比較的フリコの時間は少なく、平均よりは下だったと思います。であればこそ、練習するときはその質を重視して自分が勝てるようになるために最短の努力をしなければいけません。他の大学の、自分より練習時間の多い人が100の努力をして実力を50伸ばしているのであれば、自分は80の努力であってもそのうちの60を自分のものにすることでその人との差を埋め、追い越すことができるのだと思います。

そのためにはまず、自分の目指すべきスタイルを早いうちに固める必要があります。迷っている時間が長いと色々なものを習得しようと手を出しますが、それでは勝てる選手にはなれません。自分の現状と目指すべき姿がハッキリして初めてそれを繋ぐ最短経路がわかるのだと思います。

それがわかれば、あとは自分に必要な練習をすることです。たとえば、無限にラリーができても出口がなければ勝てません。そういう人はただ漫然とラリーするのではなく、自分の得点パターンとなる形を探してそれをひたすら練習するべきです。打ち込みができないなら、それは時間を割いてでも練習するべきです。すでにある程度の完成度があって伸び代が少ないものや、できたとしても試合でほぼ使わないものを練習しても、意味のない努力というのは過言かもしれませんが結局自分の糧になる割合は低くなってしまいます。その割合をいかに高められるかが東大庭球部員にとって大事な部分だと僕は思います。

自分に必要なものが苦手の克服の場合は特に大変だと思いますが、苦手なものを練習するときは特にめげずに継続することが大切です。苦手なんだから最初から上手くいくはずがありません。僕もフォアのグリップを直すのに、安定するまで2年弱かかりました。それでも、自分が強くなるには絶対に必要なことだと信じてやった結果、それなりに試合で使えるものができました。必ずできるようになると信じて、やると決めたら中途半端にせず最後まで続けると良いと思います。

僕は3部昇格の悲願を達成するためこれまで選手としてやってきましたが、残念ながら結実することはありませんでした。これからは現役のみんなの3部昇格に期待して応援していこうと思います。

今まで3年半の間ありがとうございました。

竹倉駿也

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