遠征の思い出

こんにちは。庭球部2年の豊田です。
受験生だった頃に、「東大生語彙力すげぇ。文章力半端ないって。」と思いながら読み漁った東大庭球部ブログなるものを、今度は私が書くことになり悩みました、困りました。テーマはなんでもいいと言われたので、私の出身地でありつい先日まで日本国の首都であった最高にロックな大都会・奈良県の自慢でも書いて奈良の観光客増加に貢献しようかと思いましたが、あまりに庭球部と関連性がない内容となりそうで断念しました。奈良県はいいところ、これ真の命題です、ぜひ行ってみてください。ただ、ブログはどうせなら庭球部について書きたい。庭球部とここでの生活について、私が語れることってなんや?

思い返せば、私が庭球部に惹かれたポイントには、遠征がありました。遠方の大学と試合をするのは、庭球部でしかできないことです。しかも、ご当地グルメを堪能でき、観光もでき、日本100 名城のスタンプラリー制覇に近づきます。
ということで、テーマは、対外試合での遠征の思い出について。遠征は、アフターコロナの時代における庭球部生活を語るには欠かせません。公式インスタやtwitter(今はXと呼ぶ人もいるそうですね)に載っていない女子部のオフショを添えて、今までの遠征を振り返ります。

去年6 月の七大戦in 仙台、これが私の庭球部生活で初の遠征でした。東海道新幹線しか使ったことがなかったので、初の東北新幹線です。ワクワク。上野駅で新幹線に乗ると、発車10 分後に先輩からDM が!

もしかして陽菜、今、上野から新幹線乗った?」

なんで知ってるんですか!??と思い、返信すると、
「多分隣の号車にいるわ!仙台で一緒に昼ご飯食べない?」
と誘っていただきました。移動は各自ですが、意外とバッタリ遭遇するものです。牛タン美味しかったです。したっす!
この七大戦はメンバー入りしていなかったので、試合前日にとても気楽に観光を楽しみました。限られた時間でどこに観光に行くか熟考の末に選んだ仙台城でしたが、伊達政宗像はちょうど修理中で白い幕に覆われており見ることができず、少し残念な気持ちで仙台駅に戻っていた途中で期限切れ残高ゼロのICOCA を落としてしまい、関西人としてのアイデンティティーを一つ喪失しました。なんやかんやありましたが、ずんだもち美味しかったので大満足です。ちなみに、仙台の交通系ICはicsca(イクスカ)らしいです。

(七大戦終了後、女子部全員で牛タン!)

12 月の九大戦では試合前日に太宰府に行ってフル単祈願をし、1 人で屋台に入って焼き鳥を食べ、試合後には女子部皆でもつ鍋を食べ、博多駅前のイルミネーションを見て、試合翌日に志賀島観光しました。志賀島観光、なんと、レンタカーを借りて当時の主将・えまさんの運転によるドライブです!うーん、あまりにも大学生。主将の貫禄溢れる安定した運転と巧みなハンドル捌きに思わずキュンキュンしちゃいましたね。
この夏に私も免許取得したので、次の遠征では安全運転してカッコつけたいです。

(博多駅のイルミネーション、周りはカップルだらけ。)
(運転上手すぎ前主将。これは反則。あかん、惚れてまうやろ!!)

3 月の東北大戦では、二日目が雨天中止になったので、東北大の方々と、東北大生行きつけらしいカレー屋に行きました。前日にバチバチの熱い試合をしたとは思えないほど打ち解けて、テニスだけでなく勉強の話や恋バナまで…?という回でした。他大学と定期的に交流できるのも庭球部の魅力です!
また、翠さんと萌絵子さんの誕生日が近かったので、2 人には内緒で、現地でケーキを買い、サプライズでお祝いしました。

(ハッピーバースデー!)

5 月の双青戦は、私にとっては半分帰省みたいなものでしたし、あまり「遠征」感はなかったですが、地元・関西で試合ということで親が応援に来てくれて、ダブルスでは結構いいとこを見せられたのでよかったです。定期対抗戦のあとは数日間オフがあるので、関西人・九州人・東北人は2 年に1 回「試合帰省」なるものができます。試合して部員とご飯食べて地元エンジョイして実家のオフトンにダイブして…、控えめに言って最高です。

6 月の七大戦は東大が主管校なのに、開催地が千葉の白子ということで宿泊でした。正直あまり何もないなという感じでしたがホテルの浴場から海が見えて毎日テンションが爆上がりし、試合後には海に行って大はしゃぎしました。奈良県民の性ですね。日本本州が海に囲まれているというのは都市伝説ではなく事実なのだと感じました。また、試合後に食べるアイスは格別に美味しかったです。千葉限定ピーナッツ味の張り紙を横目にチョコレート味を堪能しました。

(試合後の夜のアイスは格別!)

入部して一年半で5回も遠征に行きました。つい先日代替わりして始まった今年度はhomeでの試合が多くて少し残念ではありますが、他大学の皆様に、現在日本国の首都を名乗っている自称大都会・東京を存分に味わっていただきましょう。

庭球部生活の醍醐味も遠征の過ごし方もテニス論もプレースタイルも、人によってそれぞれです。庭球部って勉強も私生活も趣味もそっちのけでテニスだけしてる訳じゃないんですよ。「テニスが好きで強くなりたい」という多様な人が集まっていて、テニスも勉強もバイトも頑張る、遊ぶ時は遊ぶ。部員同士仲が良くただのテニス仲間ではない。
このブログを見て少しでも庭球部に心惹かれた方が、近い将来、東大庭球部に入ってそれぞれの庭球部生活を謳歌してくださることを願います。

以上です。失礼します。

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