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こんにちは。庭球部2年生です。
僕は他大学の庭球部を経て東大の庭球部に入部した経緯があるので、その体験を踏まえて東大庭球部の印象について書きたいと思います。
東大庭球部は入部してからの実力の伸びがとても大きい印象があります。
これは、入部をする前から感じていました。僕が以前所属していた大学と東大で何度か試合を行ったことがありましたが、一度試合で東大の部員に勝っていた先輩が、後に再戦した際には負けてしまうこともあり、驚いた記憶があります。
実際に東大の部活に入ってみて、その印象は正しかったと感じました。大学まで初心者だった部員が経験者を何人も倒して順位を上げることもありますし、レギュラーの間で順位が変動することもしばしばあります。僕自身、以前所属していた部活では伸び悩んでいましたが、東大の庭球部に入ってから、技術の向上を感じています。
東大庭球部で実力が伸びやすい一要因として、しっかりと時間をかけて練習を行っていることが挙げられると思います。僕も以前よりも⻑く練習ができているので、自分のフォームやコントロールなどをじっくり考えながら練習を行うことができるようになりました。また、普段の練習量はもとより、対抗戦やマッチ練など、自分の実力を試すことのできる機会も多くあり、自分の技術の見直しをすることもできています。
一方で練習を多く行うことは、その分生活の時間が削られることもあり、忙しくなる時期もあります。しかし、忙しい中でも、真面目にテニスに取り組む部員が多くいます。勉学に重きを置いているという印象のある東京大学ですが、庭球部の部員はテニスをする時間を大切にしています。高校生の時には勉強を頑張ってきた人が多く、浪人を経て大学に入学する人もまた多いです。大学に入って、勉強に向いていたベクトルがテニスに向くことで、テニスが大きく上達しているように感じます。
そして、東大庭球部の部員は個性豊かで、またそれを受け入れる環境があると思います。
知識が豊富な人や知的好奇心の旺盛な人が多く、多様な感性を持った人が集まっていると感じます。しかし、そうした人たちがテニスにかける熱意という一点は共通していて、うまく統率されているのが東大庭球部だと思います。集団が一つの目標に向かう、というまとまりのある環境も、意欲を持って部活に取り組むことのできる要因だと感じています。
僕は他人と関わるのが苦手ですが、部員と多くの時間を共有する中で、テニスや学業の面にとどまらない、さまざまな面で刺激を受けています。
東京大学で部活に入ることにはとても大きな意義があると思っています。東京大学に入りたい人とテニス部に入りたい人には、ぜひ東京大学でテニス部に入るという道を検討してほしいです。